症例報告：頚椎症による腕の痺れ

評価

今回の症状は、長年の前かがみ姿勢と作業中のうつむき姿勢によって、頚椎のカーブ（生理的前弯）が失われ、神経の通り道が狭くなったことが原因でした。
さらに、肩甲骨まわりの硬さにより首への負担が増し、神経の圧迫症状（しびれや痛み）につながっていました。

施術を通じて、頚椎と肩甲骨の動きを整え、神経への圧迫を軽減することで、症状が徐々に改善。
また、インナーマッスル（深層頚筋）を活性化させるエクササイズにより、首の安定性が向上しました。
結果的に、腕のしびれは解消し、再発しにくい姿勢が保てるようになりました。

施術内容

施術ではまず、首の筋肉に過剰な負担をかけている胸郭と肩甲骨の動きを改善しました。
胸の筋肉（小胸筋）や首の前側の斜角筋を緩めることで、神経や血管の通りを確保。
そのうえで、頚椎下部の関節モビライゼーションを行い、神経の出口部分（椎間孔）に余裕を持たせました。

さらに、姿勢改善のための運動療法として、肩甲骨を正しい位置に保つトレーニングと、深層の首の筋肉を使うエクササイズを実施。
施術後は、首や肩にかかる負担が大幅に軽減し、神経への圧迫も緩和されました。

経過と変化

初回後:首の動きが軽くなり、右腕のしびれが少し和らぐ。「重だるさが減って腕が上げやすい」とのこと。

2〜5回目:週1ペースで施術を継続。
頚椎と肩甲骨の動きが連動するようになり、右腕のしびれは半減。
夜間のしびれも出にくくなる。

5〜10回目:姿勢改善と神経の通りを意識したエクササイズを追加。しびれはほぼ消失し、首の可動域が正常範囲に回復。

10回目以降:2〜3週に1回のメンテナンス施術へ移行。
長時間の作業でも痛み・しびれが出ない状態を維持できています。

お客様の声

仕事で下を向く時間が長く、ずっと右腕のしびれが取れませんでした。
整形外科では薬しか出ず不安でしたが、こちらで通ううちに少しずつしびれが減っていき、今ではほとんど気になりません。
首や肩が軽くなって、仕事後の疲れ方も全然違います。今まで会議で座っていた丸椅子に２時間座っていても首が疲れなかったことにとても驚きました。
仕事にも支障が出ていたので、早い段階で症状が改善したことや、不安に対しての連絡のやり取りも丁寧でこちらにお世話になって本当に良かったと思います。

担当コメント

頚椎症は、単に「首の骨が悪い」というより、姿勢・筋肉の使い方・生活動作の積み重ねが原因となっているケースが多いです。
特に現場作業やデスクワークの方は、頭の位置が前に出る「ストレートネック姿勢」が続くことで、神経への圧迫が起こりやすくなります。

今回は、首だけでなく体全体のバランスを整えることで症状が改善しました。
首や腕のしびれは、早期に適切なアプローチを行うことで改善が期待できます。

当院では、お客様のご希望や目標に合わせた施術プランをご提案させていただいております。お体の痛みや不調はその場かぎりの施術ではなかなか根本的に改善することは難しいです。痛み、不調の出にくい体づくりには生活習慣の見直しや運動を習慣化していくということが大切となります。当院では痛みの施術だけでなく、生活面からのサポートもしっかりさせていただいております。
お体のお困りごとがありましたら、お気軽に『整体サロンアンティオール古河店』までご相談ください！

　

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